時効の援用が失敗するか判断が難しい2つの事例

時効の援用書をいざ提出しようとすると、本当に成功するのか?失敗したらどうしようという不安に陥りました。

何度も確認したことは、

  • 最終弁済日から本当に5年以上経過しているか?
  • 直近6ヶ月以内に内容証明等で督促状が届いていないか?
  • 時効の援用書に「債務の承認」をしてしまうような文面はないか?

この3点を何度も何度も確認をし、提出したらあっさりと成功してしまいました。

心配ごとは、他にもありました。

1つは、法的処置である「支払い督促」に対して、異議申し立てをした私ですが、その書面(答弁書)に「債権者の言い分を一部認めない」という欄にチェックを入れてしまったので、このことが債務の承認とみなされてしまうのではないかということです。

最終的に支払い督促は取り下げをされたものの、もしもチェックしたことで時効がストップしてしまったら時効成立はまだまだ先になります。

ネット上でもいろいろ調べましたが、取り下げたことで支払い督促そのものが無かったことになることは確実なのですから、答弁書も無効になるはずだ!という考えで落ち着きました。

もう1点、想定される失敗原因としては、

差し押さえされて、空振(債権者が1円も回収できなかったこと)で終わり、「差し押さえそのものが取り下げ」をされた場合、時効はストップするのかどうか?です。

もしも取り下げをされたことで「差し押さえ申請」そのものが無かったことになるならば、「取り下げ」もなかったことになります。いや、差し押さえ申請をした時点で時効がストップするのであれば、時効成立まではそこから5年経過することが必要になります。

この差し押さえの取り下げに関しては、ネット上では意見が分かれていて、果たしてどっちが正解なのかは弁護士に相談してみないと分かりません。今後、私が他の債務(私は他にも債務がある)のときにこのようなケースになったら、いざ時効の援用をするときに躊躇してしまうかもしれません。

時効の援用を成功させるためには、とにかく時効をストップさせるようなことを自らしないことが大事だと思います。さらに、債権者が裁判をしてきたり、取り下げをしてきたり、何かされた事実があれば、必ずメモをしておいたほうが良いです。後々絶対に役に立ちますからね。

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